有価証券の相続
有価証券の相続
有価証券の相続はどのようにして行うのか不安や疑問を持つ人は多いでしょう。2014年からスタートしたNISA制度により、株式投資や積み立てNISA等金融商品取引をする人が増えました。
遺産相続でもっとも手間が掛かるのが、有価証券の相続移管です。まずは、遺産分割協議書を作成して、分割割合を決めますが、意外に揉めるのが分割割合です。
公正証書遺言がある場合はスムーズに進みますが、それが無いと司法書士さんや弁護士さんに法的側面から判断してもらい、作成してもらいますが費用が掛かります。株や債券、投信などの場合、移管先の証券会社や銀行に口座開設をして、相続移管手続きを行います。
それと同時に税務署への申告も必要で、死亡時の資産額確定と申告を行います。住民票や印鑑証明、死亡日が確認できる除籍謄本等、ハラ戸籍等必要書類提出が必要です。
証券会社ですべてを代行してもらえるサービスもありますが、有料であることが多いので確認が必要です。
自動車を相続したときの手続き。ローンが残っている場合には?
自動車を相続したとき、そのまま乗り続けてもかまいません。しかし、他人に権利を主張するためには、名義変更が必要です。
具体的には、売却するときや廃車するときなどに名義変更が必要になります。相続人が複数いる場合には、相続人全員が遺産分割協議書に署名・押印する必要があります。
後回しにしていると必要書類などを揃えるのに手間・時間がかかるようになってしまうこともあるため、できるだけ早くに手続きをしましょう。相続人の意見が分かれていて遺産分割協議がまとまらないときには、弁護士などに相談をすることがおすすめです。
ローンが残っている場合には、自動車の所有権がローン会社や販売会社の名義になっているのが一般的です。その場合には、ローンを一括返済して所有権の解除を行う必要があります。
一括返済ができない場合でも、「使用者の変更」という手続きを行うことでそのまま乗り続けることが可能です。その場合残ったローンの返済をどうしていくかについて、ローン会社と話し合いをする必要があります。
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